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ホワイトニングサロンの資金繰り表|入出金と手元資金を確認する作り方

ホワイトニングサロンの資金繰り表|入出金と手元資金を確認する作り方のイメージ
目次 7項目

この記事の流れ

  1. 01入出金日を確認する
  2. 02残高の見通しを作る
  3. 03不足する時期に備える

この記事の結論

ホワイトニングサロンの資金繰り表は、いつ、いくら入り、いつ、いくら支払い、その後いくら残るかを確かめる表です。売上目標と別に作り、カード決済の入金日、家賃や仕入れの支払日、借入元金の返済予定を反映します。

まずは事業用の現金・預金残高を起点に、今月と先の2か月を並べてみましょう。支払いが集中する月は日付ごとの残高も確認します。本記事では、店舗で使う簡易表の項目と更新手順を紹介します。金融機関への提出用は、提出先の指定様式を確認してください。

1. 売上・利益と、実際に動くお金を分ける

カードで決済された売上が、当日そのまま銀行口座に入るとは限りません。また、借入元金の返済はお金が出ていく一方で、利益計算上の費用とは扱いが異なります。

日本政策金融公庫の解説でも、利益と現金のずれが生まれる要因として、売上代金の回収時期、在庫、借入返済、設備投資が挙げられています。

サロンでは、次のように記録を分けると確認しやすくなります。

取引・出来事 資金繰り表での確認方法
カードでの支払いを受ける 決済日だけでなく、契約に基づく口座入金日・金額を確認する
消耗品をまとめて仕入れる 使う月ではなく、実際に代金を支払う月に出金を置く
借入金を返済する 元金と利息を分け、実際の返済予定に沿って出金を置く
機器を購入する 契約上の支払日に出金を置く。減価償却費と二重に数えない

売上や利益の計画を作った後でも、資金繰り表では入出金の時期を確認し直します。事業全体の前提は、ホワイトニングサロンの事業計画書の書き方で整理できます。

2. 通帳と契約書から、表に入れる項目を集める

最初に用意するのは、事業用口座の残高、手元現金、決済会社の入金予定、請求書、借入返済予定表です。開業前なら、見積書と支払条件も使います。生活用の資金と混ざっている場合は、どこまでを事業用残高に含めるか決めてください。

表の行は、次の区分から始められます。

区分 主な記入項目
月初残高 対象とする現金と預金の合計
営業による入金 現金売上、カード・電子決済の入金、その他の入金
営業に伴う支払い 家賃、人件費、仕入れ、広告費、水道光熱費、通信費、システム代、利息など
その他の入出金 設備購入、税・保険料などの支払い、借入の入金、元金返済、事業への資金投入・引き出し
月末残高 月初残高+入金合計−出金合計

カード入金は、手数料を引いた後の入金額で記録するか、売上代金と手数料を別々に記録するかを統一します。差引入金額を使う場合に、同じ手数料をもう一度出金へ入れると二重計上になります。

事業用の現金を、同じ表に含めている事業用口座へ預けるだけなら、現金と預金の間の移動です。新しい収入として重ねて数えないようにしましょう。

税・保険料などは、実際の支払予定を確認して記入します。金額や時期がまだ分からない欄は「未確認」と残し、確認先と期限を添えてください。空欄を一律に0円へ置き換えると、必要な支払いを見落とします。

3. 3か月分の記入例で、残高のつながりを確認する

以下は計算方法を示すための仮定例です。MOC導入店の実績、業界平均、必要資金の目安ではありません。金額の単位は万円です。

スマートフォンでは、表を左右にスクロールして確認できます。

項目 1か月目 2か月目 3か月目
月初残高 60 35 30
現金売上による入金 15 20 25
カード等の口座入金 20 25 30
入金合計 35 45 55
営業に伴う支払い 45 43 46
借入元金の返済 5 5 5
設備等の臨時支払い 10 2 0
出金合計 60 50 51
月末残高 35 30 34

1か月目は「60+35−60=35万円」となり、この35万円を2か月目の月初残高へ引き継ぎます。この例では、カード等は手数料差引後の入金額を使い、借入元金以外の定例支払いは「営業に伴う支払い」にまとめています。新たな借入や資金投入は想定していません。実際の表では、自店の支払項目に分けてください。

ここでの月末残高は利益ではありません。また、3か月目に残高が増えても、それだけで経営が安定したとは判断できません。先に予定されている支払いまで確認するため、毎月1か月分を追加して更新します。

月次の表で見通しをつかんだ後、残高が少なくなる月は、入金予定日と支払日を日付順に並べます。月末にお金が残る計画でも、カード入金より前に家賃や仕入れ代金の支払いが集中すると、途中で不足する可能性があるためです。

4. 回数券は、入金済みでも今後の利用予定を残す

回数券などで先に代金を受け取る場合、資金繰り表には実際に受け取った時期・金額を記録します。カード決済なら、事業用口座へ入る予定に合わせます。

その後、お客様が回数券を利用したときには、追加料金がなければ同じ代金の入金は発生しません。一方、消耗品の補充やスタッフの対応は続きます。そのため、資金繰り表と合わせて次の情報を確認します。

  • 今後の利用が残っている回数
  • 予約が入っている時期と、見込まれる対応枠
  • 利用に伴う仕入れ・支払いの予定
  • 返金等が生じた場合に、契約内容を確認する担当者

将来の来店時期が分からない分は、確定した予定と分けて仮定を置きます。「先に受け取ったお金をすべて自由に使える」と考えず、今後のサービス提供に必要な支払いと並べることが大切です。売上の計上方法や税務上の処理は、契約内容に応じて税理士等へ確認してください。

5. 見通しが変わったら、原因と対応期限を一緒に更新する

月末だけでなく、大きな発注や広告出稿を決める前にも表を開きます。見込みと実績に差が出たら、「入金が遅れた」「予定外の仕入れがあった」など、原因を一言残してください。

確認する順番は、次のとおりです。

  1. 現金・預金の残高が、記録と一致しているか確かめる
  2. 確定した入金・支払いを、見込みから実績へ置き換える
  3. 残高が最も少なくなる時期を探す
  4. 未確認の金額や支払日を確認する
  5. 発注数量、支出時期、資金調達など、必要な相談を支払日前に進める

取引先との支払条件を、独断で変更した前提にはしないでください。融資等も、未確定の段階では確定入金と分けます。資金調達の方法を検討する場合は、ホワイトニングサロン開業の資金調達で確認項目を整理できます。

資金繰り表と、予約数・来店数などの運営記録を並べると、入金見込みが変わった背景も確認できます。運営指標の見方は、ホワイトニングサロン経営で見るべき数字を参考にしてください。

よくある質問

売上管理表があれば、資金繰り表は必要ありませんか?

売上管理表だけでは、カード代金の入金日や借入元金の返済などが分からない場合があります。実際に使えるお金の見通しを確認するため、入出金の日付と残高を別に整理します。

小規模なサロンでも作れますか?

現金と口座残高、入金予定、支払予定を確認できれば、簡単な表から始められます。表を細かくすることより、同じ取引を二重に数えず、実績に合わせて更新できることを優先してください。

何か月先まで作れば十分ですか?

本記事では着手しやすい例として3か月分を示しています。必要な期間は、設備代の支払い、借入返済、税・保険料などの予定によって変わります。3か月より先に大きな支払いがあれば、その時期まで見通しを延ばしてください。

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この記事について

執筆
HAOMIL株式会社 営業担当水戸川
最終更新日
2026.10.27
運営会社
HAOMIL株式会社
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